ソニーが再びカーナビへの参入を果たしました。といっても、現在主流のDVDナビやHDDナビではなく、フラッシュメモリーを利用した簡易型ナビへの参入です。ブランド名も以前のXYZというものから、“nav-u”というものに変わりました。 特徴としては、設置ベース(クレイドル)の脱着が吸盤タイプでどの車にも傷をつけずに簡単に設置できること、本体にバッテリーを内蔵していて6時間程度は持つことでしょうか。さらに、自車位置測定もGPSに、加速度センサーに加えて気圧センサーを搭載していて高精度だとしています。気圧センサーでは、気圧変化により、自車の高度変化を測定する目的があるようです。さすがに、据え置き型ナビのように車速センサーを取り付けれるわけではないので、加速度センサーと気圧センサーにてその代わりを勤めさせようとしているようです。
特にクレイドルの脱着が簡単に出来るのが特徴的だと思います。従来のポータブルナビでは、クレイドルは完全に粘着テープなどで固定というのが常識だったので、複数台の車で利用しようとすると、クレイドル部を追加で購入したりする必要がありました。ソニーはその部分を簡単にしたことで利用者のニーズに答えたわけですね。 また、加速度センサー+気圧センサーで何処まで自立測位ができるのかが勝負だとも思います、以前レンタカーなどで古いCD-ROMナビを利用したことがありますが、トンネルに入ったとたんに自車位置がストップしてしまい、不安に思ったことが何度もあります。特にトンネル内で分岐のあるところなどは、怖いですね。据え置き型ナビであれば、加速度センサーで車の角度、車速センサーで車の速度、それにマップマッチング機能を加えますので、GPSが無くてもかなり高精度な案内が可能です。 ちなみに、据え置き型ナビで車速パルスが取得できない車の場合、車速パルス発生器というものを取り付けることでその代わりをさせることができるようです。パイオニアのナビの場合は、磁気センサーを用いて車速を取得するようです。 液晶は、もちろんタッチパネルで、ジェスチャーコマンドにも対応しています。サイズは4.3型ですので、最近7型以上が標準となりつつ据え置き型ナビに比べれば、約6割程度のサイズです。ジェスチャーコマンドとは、画面上である特定の動きをさせるとその動きを認識して操作が出来るというものですね。たとえば、画面上で家の屋根をあらわす「ヘ」の字を書くと、現在地から自宅までへのルート探索が始まるという感じです。 操作は全てタッチパネルを通して行うようで、リモコンは付属していません。音声認識もありません。このあたりはコストを下げる為に省かれている部分ですね。 地図情報ですが、本体のフラッシュメモリーが512MBで別途メモリースティック Duoで容量を追加できます。他社と比べれば本体の容量は半分以下なのが気になりますね。その分価格は安めかな。本体のフラッシュメモリーの容量を考えると以前のCD-ROMナビレベルの情報が入っていると考えられますね。付属のDVD-ROMより、必要な部分の地図データをUSB接続でロードして利用するという形ですのでPCが必須になりますね。 デザインですが、ソニーらしく薄型!って訳ではなく分厚い形状ですね。ただ、クレイドルからはずしても自立できるように考えられているようです。個人的には他社との差別化するために、5インチから6.5インチのワイド液晶で、薄型にしてスタイリッシュなのが良かったかなと思います。 それに、せっかくPSPにナビ( MAPLUSポータブルナビ)があるのですからUMD対応にしてデータを共用しても面白かったかなとも思います。ソニーってあんまり横のつながりが薄いので期待できませんけれど。 価格はSony Styleで本体が59,800円、VICSビーコンユニットが2万円程度のようです。VICSビーコンユニットが本体の1/3ってのも高い気がしますが…。それならETCユニットを買ったほうがまだ便利なんじゃないかと思ったりします。 ライバルはサンヨーのミニゴリラやクラリオンのDrivTraxといったところでしょうかね。