当ブログで恒例のテレビを使った顔認識テストです。実験するのは今回お借りしているiVIS HF M31と自己所有のHDC-SD100です。パナソニックはソニーと並んで早くから顔認識機能を搭載していましたが、iVISの方はSD100の当時はまだ搭載されていなかったはず。SD100の目玉であった世界初の自動シーンセレクト機能である「おまかせiA」に対して、iVISは「こだわりオート」という名前でようやくS21/M31から搭載してきたという状況ですね。 果たして、これらの機能に関して後発のCANONがドレぐらいの実力なのかチェックしてみました。
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左:M31(人以外あざやか)、右:HDC-SD100(ローライト顔認識)
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左:M31(人物あざやか)、右:HDC-SD100(ローライト顔認識)
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左:M31(人物動きあざやか)、右:HDC-SD100(ローライト顔認識)
まず、顔認識+自動シーンセレクトですが、めまぐるしく場面が変わるテレビという被写体では、M31の左上のアイコンもめまぐるしく変わってましたw。それもそのはずSD100はたった5つに対してM31はなんと31シーン。そりゃ、ちょっと場面が変わっただけでシーンが変わりますよねぇ~。まあ、スタジオで収録されている映像だと鮮やかですし、人物の有無や動きなどの認識は大体あっているような感じでした。 さて、次に顔認識レベルですが、M31とSD100はほぼ同等レベルと思います。M31の方が早く認識することもあれば、SD100の方が早く認識することもありますが、認識するレベルは殆ど誤差の範囲だと思います。M31の方はタッチパネルで追尾したい顔をタッチすることでそのまま継続して追尾してくれますが、これも他社は既に搭載している機能で、顔認識やシーンセレクトも含めてようやく採用したという感じです。
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左:iVIS HF M31、右:HDC-SD100
とはいえ、この機能は上の画像のように多数の人が同時に画面内に入ってくる音楽会や運動会など、非常に多くの人であふれているときには非常に重宝しますので、子供のイベントを撮影をしようと思われている方はこの機能は必須だと思います。 □まとめ 結論的にはiVIS HF M31の顔認識レベルは2年前のPanasonic HDC-SD100とほぼ同等という結果でした。 タッチ操作による自動追尾はSD100にはないものの最新のTM700には搭載されてますので同等というべきでしょう。 自動シーンセレクトですが、SD100の5シーンに対してM31は31シーンとシーン数だけみれば圧倒的ですので、M31に軍配!ってわけにはなりませんね。 M31のシーンは、31個もありますが、大まかに分類すると「人物」「人物の動き」「人以外の被写体・風景」「近くの被写体」の4つのシーンを明るさ(逆光補正を含む)やコントラスト、ホワイトバランスの調整で7種類に分類していて、これだけで28シーンにもなります。これに「夕焼け」と「スポットライト」「夜景」の3種類を加えて31種類です。 SD100のシーンは「顔」「風景」「スポットライト」「ローライト」「ノーマル」(夜景は写真モードにあり)の5種類しかありませんが、それぞれでもちろん、固定で処理されているわけではなく、明るさやコントラスト、ホワイトバランスは自動で調整されます。M31だと「人物の動き」や「夕焼け」が自動で判別されるとも考えられますね。SD100の場合はこれらは、マニュアルシーンモードに「スポーツ」「夕焼け」としてありますので、あることさえ知っていればあらかじめ設定して撮影に望めば対応可能です。 私は、SD100を購入した理由の一つにこの自動シーンセレクト機能(おまかせiA)でしたが、何が便利って、急激な場面の変化にユーザーが考えなくてもカメラの方で対応してくれることですね。例えば、室内から室外への移動しながらの撮影や、パンしたときに逆光になるようなシーンですね。あらかじめ撮影内容が決まっていて、編集もできるテレビ番組ならいざしらず、ファミリービデオでは何が起きるかわからないですし、それこそ編集なんて殆どしませんから、この自動シーンセレクト機能は、ファミリービデオには必須の機能だと思います。 CANONのカメラやビデオカメラというととにかく画質優先!で使い勝手は後からみたいなところがあるのですが、iVISにようやく、自動シーンセレクト機能が搭載されたことで、手軽に高画質を撮影できるようになりましたね。 SD100の購入検討時に、自動シーンセレクトや顔認識機能があれば私もCANONのiVISを選んでいたかもしれません。 顔認識対決といいながら自動シーンセレクト対決みたいになりましたが、まあ、ようやくCANONが他社と方を並べるぐらいになったということでこの対決を終わりたいと思います。ありがとうございました。
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