日立製作所 BD+HDDビデオカメラ『ブルーレイカム Wooo』 DZ-BD10H
日経トレンディネットにDZ-BD10Hの開発者インタビューが掲載されてますが、みんぽすさんより当機種を現在お借りしていて評価中の身としては、ちょっと番外編として、これに真っ向勝負してみたいと思います(大げさな)。

700万画素CMOS搭載で画質と感度の両立を実現──日立「ブルーレイカムWooo DZ-BD10H」開発者に聞く - 日経トレンディネット

「かわいいフォルムで、4つのメディアに対応する“凝縮感”がユニーク」というのがDZ-BD10Hの第一印象だ。本機は日立製作所のビデオカメラ「ブルーレイカムWooo」の最新モデルである。従来のハイブリッドカムと同様に、HDD(1.3インチ 30GB)と8cm BD/DVDドライブを搭載するほか、SD/SDHCメモリーカードスロットを搭載。SD/SDHCカードに静止画のほか、AVCHD規格のハイビジョンムービーも記録可能になった。また、従来比約20%の小型化も実現している。HDD/BD/DVD/SDの4メディアに対応した初のカメラは、どのようにして生まれたのか。また、小型化の秘訣とは何か。日立開発陣にインタビューしてみよう。
このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。(詳細は末尾で)
では、早速開発陣インタービューで気になった部分にコメントしてみたいと思います。
ライバルである他社のHDDムービーとほぼ同等のサイズと重さを実現し、それでいてHDDとBD/DVDだけでなくSDカードもムービー記録に使える“4in1”のハイブリッド機を実現したかったのです。
これは、さすがだと思います。
一号機の「DZ-BD7H」は世界初のBDカメラとして未来感のあるデザインを採用しました。これに対して今回のDZ-BD10Hでは4つの記録メディアを凝縮した“カメラらしい機能美”をテーマにデザインしています。
BD/DVDドライブがあるためデザインにかなり制限がかかってしまってきついでしょうね。 いろいろと、小さく見せる努力はされているかと思いますが、スマートに見せるデザインでは無い様に感じます。 前モデルのデザインは結構好きでした。
BDドライブには高さがあるので段差ができますが、BDドライブの上に指をかけてホールドすることでグリップ感を向上させています。また、持ちやすいようにグリップ部に革シボ調の処理を施しています。
こちらのモノフェローズレビューでも書きましたが、正直女性など手のひらが小さいとホールドはなかなか厳しいです。 ファミリー層がターゲットになるので、BD/DVDドライブを、少しでも斜めにして高さを減らすとかとか...ホールディングに関してはより一層の努力を願いたいところです。
ビデオカメラで静止画も撮りたいというニーズは多いのですが、コンパクトデジカメでも1000万画素が当然になっています。前モデルの432万画素のスチル機能でもまだ不十分ということで、今回はムービーで最高の約622万画素の静止画撮影を実現しました。
動画撮影中に静止画も撮れて欲しいと思うのが正直なところです。
最低照度を従来モデルの24ルクスから5ルクスへと大幅に向上させることができました。また、今回のモデルではCMOSセンサーを広く使うため、手ブレ補正用のエリアを確保しにくいので、光学式の手ブレ補正を新たに採用しています。
前モデルは24ルクスだったんだ...そりゃ文句もでるでしょう。 5ルクスは他社にようやく追いついたという感じかな、明るいところでの解像感はさすが700万画素という印象。 逆に室内とか暗所とかはパナソニックのHDC-HS100/HDC-SD100は最低照度2ルクスと3CMOSの威力を発揮していると感じます。
小型化するためには、長さ方向を短くすることが必須でした。このために電子ビューファインダーを省き、さらに短くするために基板を見直しました。
高さに積んでもいいので搭載して欲しかったけど対象ユーザーを考えると不要でも仕方ないかと思います。 個人的には子供の撮影にはファインダー必須だと思っている人なのでファインダーは欲しいです。
回路が高密度なので、まんべんなく冷却されるように、流体解析で空気の流れをシミュレーションして設計を行っています。
多分電子機器専用の簡易流体解析ソフトを使っていると思われます。 ま、いまやどこでもやってることですね。不思議ではないです。
SDからHDDへのダビングには対応していませんが、一般の使い方からすると、これで十分だと思います。
HDDとSDは両方とも補いあうメディアだと思うので、SDからHDDへのダビングに対応していても問題はなかったはず。むしろあえて外した理由を知りたい。
日立グループ内の研究所で開発された独自の顔認識アルゴリズムをベースに、ビデオカメラ向けのカスタマイズや最適化を行うことで、高精度な顔認識を実現しました。
次のレビューで触れる予定ですが、パナソニックと比較しちゃうと、残念ながら高精度とは程遠いです。 ※追記:顔認識機能テストのレビューをアップしました。 【モノフェローズ】DZ-BD10H & HDC-SD100 顔認識機能テスト
当社の薄型テレビ「Woooシリーズ」の対応モデル(UT770シリーズ、02シリーズ)にHDMIケーブルでつなぐと、連動して再生操作ができる「Woooリンク」機能に新たに対応しました。
実際には対応できたりすることも多いのですが、メーカーとして他社製テレビやレコーダーとの連携もちゃんと対応してくれれば製品選びの選択肢が広がって消費者としては嬉しいのですけどね。デジタル時代に入って相性問題が出てしまっているので検証は大変だとは思いますが是非お願いしたいところです。
フットワーク良くスナップするためには、周りの状況を映せるレンズ画角の広さや、バッテリー切れを気にせず撮れる省電力性能など、基本性能の高さが求められるでしょう。
ごもっともです。ビデオも広角の時代がくるでしょうね。コンパクトさが一段落してきているので、バッテリーもこれから増える方向に行くかもしれません。
デジカメと違ってビデオカメラの被写体は動いていることが多く、いつもカメラに顔を向けているとは限りません。従って、今後は被写体が後ろを向いたりしても認識して追尾できるような機構も必要かもしれないと考えています。
EXILIMのように動体追尾を搭載して欲しいですが、カメラも動くことが多いのが難しそうです。
例えばカメラをパンする際に、パン開始の方向に立たずに、パン終端の方向に立ってから振り向いて撮るとスムーズに撮影できる
お、覚えておきます! パナソニックのHDC-HS100/HDC-SD100などは加速度センサーを使って、パンのスピードが速過ぎると警告を出してくれたりします。こういう機能は素人でもみやすいビデオになるので今後磨いていって欲しい機能です。 手ぶれ補正の拡張で自動的に水平を保って撮影できるとか欲しいですよね。 DZ-BD10Hでこのレビューを評価する(みんぽす)

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