プチコプターWii アドベンチャーフライト
みんぽすよりWiiのゲームである「プチコプターWii アドベンチャーフライト」をお借りしましたのでレビューをしたいと思います。 プチコプターWii アドベンチャーフライトアークシステム
このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。(詳細は末尾で)
まず、プチコプターというゲームですが、ラジコンのヘリコプターを飛ばして遊ぶというゲームですね。最近はハニービーやヘリQなど、低価格で室内でも比較的簡単に遊べるラジコンヘリが登場してきましたが、以前というか私が子供の頃はラジコンヘリ=高級ラジコンでした。さらにラジコンヘリは操縦が非常に難しく、同じ空を飛ぶラジコン飛行機よりも格段に難しいとまで言われていました。
何が難しいってヘリコプターは3次元の世界を前後上下左右に自在に移動できる乗り物だからです。しかも、ホバリングという、空中で静止するという一般の飛行機には出来ない独特の機能を持つのです。このホバリングという技術は熟練の操縦士であっても非常に難しく、あのNHKの「プロフェッショナル」でも海上救助ヘリのパイロットが取り上げられたほどであります。 まあ、屋外では、風があることでこのホバリング技術を格段に難しくしてしまうのですが、屋内なら風がなく比較的操縦しやすくなります。ただ、従来のラジコンヘリは動力(エンジン、モーター)の小型化がそもそも難しく、1mを超すものが殆どで屋内で飛ばすことなどは不可能でした。しかし、最近では、軽量なボディーと強力な小型モーターが開発されたことで、屋内でも飛ばすことのできるサイズまで小さくなってきたのですね。それでも数年前までは操縦が難しいとされていて、練習用のおもちゃまで合ったぐらいです。低価格のラジコンヘリでもホバリングは非常に難しいようです。 ちょっと、ゲームのレビューに入る前に薀蓄が過ぎましたが(笑)。とにかく、30代の私にとってラジコンヘリというのは、高嶺の花で欲しくても到底無理なものであったということが言いたいわけです。 それで、プチコプターというのは、ヘリQのような屋内用ラジコンを実際に家の中などで飛ばすゲームとなります。デフォルトの操作系は動きに近い操縦桿的なモードですが、オプション設定で、プロポ(ラジコンの操作機)モードなどが選べたりと少々マニアックです。 ゲームの内容としては、いくつかの与えられたミッションをクリアしていき、パーツを交換したりして、性能をあげてラジコンヘリの操縦を楽しむというものですね。 お借りしていた期間が短かったのと、少々忙しかったのでやり込むことができなかったのが残念ですが、プチコプターのヘリは室内用とはいえ、3ch(上下左右、前後)に移動することが可能でハニービーやヘリQのように上下左右のみではありませんから、ちょっと高級なラジコンヘリですね。このレビューを書くためにおもちゃのラジコンヘリをいろいろ見ていたのですが、まさにそっくりなラジコンがありました、「マイクロマスター HG2 ナイトクルーザー」でして、機体の形も、機能も大きさもかなりゲーム中の飛行機に近い感じだと思います。
マイクロマスター HG2 ナイトクルーザー
ゲームの操作ですが、Wiiのコントローラーには傾きを検知するセンサーが入っていますので、前後左右の動きはコントローラーを傾けて操作するので直感的に動かせます。あとは上下の動きをボタンでコントロールします。これに加えて、難しいホバリングがワンボタンで可能になっているようになっていて、これでゲームのレベルがぐっと下がっていて最初から楽しめるようになっています。ホバリング中は高度を維持してくれていて、若干の微調整が可能です。 本来であれば、上下のパワーコントロールはアナログ的にコントロールしたいところですが、Wiiのコントローラーでは難しいですね。また、ラジコンヘリなので、充電池で駆動している設定で、そんなに長く飛ぶことはできません。適度に飛行したら、ヘリポートで充電して再離陸というのを繰り返して遊びます。ただ、ゲームなんで充電時間は早いです。 ゲームのミッションですが、部屋の中にある、アイテムをラジコンヘリを操作して取ったり、床にあるものをリフトカップという専用オプションで吸いつけて移動したり、キャノンで的を狙ったりしてミッションをクリアしていきます。キャノンといっても攻撃用というイメージではないです。 最初のうちの操作のポイントとしては、ホバリング機能をいかに上手く使うかですね。目標の高さより少し高めに上昇して大体の位置決めをしたら、ホバリングボタンを押したり離したりして高さ調整、高さがよくなったら、前後左右に微調整というふうに操作すればよさそうです。上昇ボタンだけで機体をコントロールできるようになるのはなかなか難しい気がします。 視点はラジコンの少し後方からなのですが、実際に屋内ラジコンを買ったときはラジコン視点にはなれないんで、 地上からの視点があっても良いかなと思います。 あと、小学三年生のHALにも遊ばせて見ましたが、そもそもヘリコプターがどういう原理で空を自由に飛んでいるかが理解するのが難しく、操作もままならないという感じですぐにあきらめてしまいました。ヘリコプターの仕組みが理解できてからでないとこのゲームは楽しめなさそうです。ボタンを離すと重力で下降してしまうので、ボタンを離したら自動的に高度を維持するモードなどもっと操作を簡単にして子供でも遊びやすいような設定も欲しいところですね(ひょっとしたらコントローラーの設定であっるのかな?) まあ、プチコプター Wiiですが、これはラジコンヘリを買う前の練習台と思ったらいいと思います。このゲームでちゃんとラジコンが操縦できるレベルはないと、実物のラジコンを操作して遊ぶのも難しいと思います。 あと、結構静かに遊んでしまうゲームですんで、あんまり家族向きではないかなぁ...。 低価格でラジコンヘリが買えるようになってきましたんで、もう一ひねりゲームならではの面白さがあったらよりよいのになと感じました。 このレビューを評価する(みんぽす)
このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。本レビュー掲載によるブロガーへの報酬の支払いは一切ありません。レビューの内容につきましてはみんぽすやメーカーからの関与なく完全に中立な立場で書いています。(唯一事実誤認があった場合のみ修正を行います) 商品無償貸し出しサービス「モノフェローズ」に関する詳細はこちら