初日にシトロエンワークスが全滅するという波乱でスタートしたラリーオーストラリアが終了し久々にフォードが1-2でラリーを制しました。優勝はM.ヒル ボネン、2位にはJ-M.ラトバラ、3位にはP.ソルベルグが入っています。4位には今回も完走したマシュー。5位にはアル-カシミ、6位はPWRC優勝 のパッドン。 ヨーロッパ圏外でWRカー参戦台数が少ないだけに、初日でリタイアし20?30分のタイム差があったシトロエンワークス勢も最終的には10、11位まで順位を回復しS.ローブはドライバーズポイントを1point獲得出来ています。 最終日は、晴れていましたのでトップスタートのラトバラがタイムを落とすのかと思いましたが、まだ湿った路面もあるようで意外にもタイムロスはなく、トップタイムまでGetしています。 し かし、シトロエンワークスが初日にリタイアしたことで、フォードはポイントをがっちりと得る為にオーダーを発令しましたねSS25でラトバラはスローダウ ンしてミッコにトップの座を明け渡します。(でも最後のパワーステージではラトバラが2位にはいり3位だったミッコのポイントを奪ってしまうという一幕も チームオーダーは良く分かりません)。一方のシトロエンもS.ローブに1ポイントでも多くとあのS.オジェをSS25で10分も止めました。オジェはパ ワーステージも5.0遅れとなんともスッキリしない最終日となりました。まあ、チームのおかげでトップを争える車があるわけで…プロドライバーの宿命なん でしょうね。 とはいえ、今季はグラベルラリーで出走順コントロールが頻発したためにFIAは公式にチームがオーダーを出すことを禁じてい るはずなんですが、ドライバーが考えてタイムをコントロールすることまでは規制していません(できない)。ラリーXモバイルのイヌスケ氏も日記に書かれて いますが今回の件は半ば公然にチームオーダーが出されたわけでFIAがなんかいう可能性はなきにしもあらずですね。(フォードとシトロエンにタイムペナル ティーなんてことがでたらペターの繰り上がり優勝って可能性もあったりしてwwww) ※ローブとオジェの順位を勘違いしていたので修正しました。