本日、東京モーターショーにて日本向けツーリングワゴン、「レヴォーグ」が公開されました。エンジンは1.6/2.0L DITターボ(現時点でNAの設定はなし)を搭載し、EyeSightは先日発表されたステレオカメラがカラーになり飛躍的に制御範囲が広がったver3.0が搭載されます。

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ついに、レヴォーグが公開されましたね。北米市場向けにどんどん大きくなっていくレガシィを補うべく日本市場向けにインプレッサベースのツーリングワゴンとして開発されています。

現行インプレッサのサイズも先代の4代目レガシィに近いサイズになっていますので日本市場にはジャストフィットするのは間違いありません。フロントマスクは明日LAで発表されるであろうWRXに近い形となっており、ヘキサゴンの形をした大型フロントグリルとフロント/リアランプにコの字型を印象付けるデザインが入っています。

かつて自分が乗っていたインプレッサスポーツワゴンはセダンと全く同じ全長でショートワゴンでしたが、レヴォーグは全長が4690�oで全長はSportsの4415�o、G4の4580�oよりもそれぞれ、275�o、110mm長くなっています。ホイールベースは2650mmでインプレッサより5�o長くなっています。全幅もインプレッサより40�o広く、全高は同じです。

エンジンは1.6Lと2.0LのDITターボエンジンで自然吸気モデルの設定がありません。ターボモデルということでボンネットにエアスクープがあります。2.0LのDITターボエンジンはレガシィGT DITと同じく300psを発生するホットなエンジンですが、1.6LのDITターボエンジンは170psにトルクが25.5kgf・mでレギュラーガソリン仕様。

ちなみに車重の近いエクシーガ 2.5iのFB25とほぼ同等ながら燃費は17.2km/L(エクシーガ 2.5iの燃費は13.2km/L)となっています。同じ燃費ならば現行インプレッサの1.6i 2WDの17.6km/Lでこちらは115ps 15.1kgf・mしかないわけでこのエンジンの効率の良さは驚異的です。このエンジン他の車種への展開も期待したいですね。

そして、先日発表されたばかりの次世代EyeSightがver3.0としてレヴォーグから搭載されています。カラー化と広角化されたステレオカメラシステムにより衝突回避速度が30km/hから50km/hにまで引き上げられ、車線キープアシスト機能まで備えています。

デザイン的には1.6Lモデルぐらいはフォレスターのようにエアスクープを無くした方がスッキリしたと思います。リアのデザインは攻撃的で結構好きですが、結構寝ているので荷室容量的には少なめかもしれません。

インプレッサ自体は日本だけでなく世界的にも売れている車ですし、レヴォーグを日本市場向けとしているのはもったいない気がします。すくなくともワゴンに理解のある欧州に販売すれば売れそうです。

また、現時点ではターボモデルのみですが、価格的には高くなりそうなのでFB20を搭載したモデルも投入してくるのではないかと思っています。(ほぼエンジンスペックが同じFB25を投入する意味はないと思います)

販売開始は来春で2014年1月より予約受付開始らしいです。ディーラーに入ったらすぐにでも試乗してその性能を体感してみたいと思います。

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